2025年3月

3ヶ月毎のこのHP生きてます投稿です。診療状況などカレンダーで確認できます。

今回は当院のネコさん診療の話にします。

ネコさんの風邪っぽいとかちょっと食欲ないとかってザラにある症状なんですけどとても難しいんです。若いネコさんの場合は特に、いきなり色々検査代がかかると思ってない飼い主様も多いのと。かと言って、血液検査レントゲンエコーみたいな一般検査をすればいいかというと、何か治療に反映出来る有用な情報が得られない事も多いので、検査とかなしでとりあえずの治療をしてみて改善すればOKみたいにしてしまう事が多いのです。あくまでも我々のような一次診療施設では。そして特に重松はそうゆうテキトー診療をよくやりがちです…………汗

◆そんななかで、近年モルヌピラビルの登場とエビデンスの蓄積で特に状況が変わったFIPの治療◆

腹水胸水でるタイプはPCRの材料である腹水が採取しやすいので今回はパス。

問題は、なんか決定打の少ない神経型。診断しても治療法がないし…と思って確定診断じたいあんまりされてこなかったと思われますが……最近当院では↓

鎮静CT(末梢血管造影しない時で呼吸止める必要ない時に重松が良くやる気管挿管不要で超お手軽CT)で念のため頭診て、寝てるついでに椎間板ヘルニアなどで刺しまくってるので元々腰刺すの好きなので(好き?)脳脊髄液を採取してPCRに送るという事をしています。軽い気持ちでいらっしゃった飼い主様に結構高額な請求をしてしまっています(汗)でも神経型はモルヌピラビルの効きがいまいちな時に用量攻めるかどうかとか判断迫られる事があるので確定診断あると迷いが生じません。検査大切。テキトー診療も大切。

◆ついでにもう一つ、軽い気持ちでいらっしゃった飼い主様に高額請求していまうやつ…鼻咽頭ポリープ◆

確かに過去の幼少期の長めに続いた風邪は関係ありそうなんですが、二次的に鼻咽頭にポリープが出来たりするやつ…治療は手術であっさりかもしれないけどとにかく診断までのプロセスが難しいやつ…。要するにネコ風邪手軽に治療してほしい飼い主様と鼻咽頭をCTで診てみたい重松のせめぎあいという事です。

鼻腔にマスが確認できます。細い内視鏡をめいいっぱいアップしたまま軟口蓋のやや奥まで突っ込んでポリープを肉眼的に確認して(Jターンって呼ばれてるらしい)、軟口蓋引っ張るか切開してアプローチして剥離切除します。

鼓室包が問題と思ったら、耳からもしくは腹側から鼓室包を液体がたまらない状態にしに行きます。重松はよく飼い主様にこう説明します「お茶碗の壁を壊して液体がたまらないようにする」「お茶碗の底に穴を開けて液体がたまらないようにする」って。これも、開けてビックリ高額請求に繋がる診断治療です(汗)ケンサタイセツ、テキトーシンリョウモタイセツ。

以上、今月は高額治療の話でした(汗

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