このHP生きてます投稿。
ここ1年?フェンタニルが入荷しにくい時が続き、外科をやってる病院がみな苦労した期間がありました。その間に、若い動物ではモルヒネで代用出来ないか試みたり、ブプレノルフィンで試みたり、何れもフェンタニルの代わりとしては全く役不足でプレ敗血症~敗血症状態で挑むような手術や、術後の全身性炎症反応症候群リスクが心配される症例では使いものにならない印象で、サバイバルレートが少し下がってしまうと体感しました。
んで、コストがかかる事はとりあえず手出さないのが開業獣医の貧乏根性ですが…仕方なしにレミフェンタニルの出番が多くなってきます。人の麻酔ではレミフェンタニルの登場前後で麻酔が変わったとまで言われていますが、獣医療ではコストパフォーマンスが悪いので多用はしにくく、多用しないということは期限切れ起こすので買わないということに繋がります。貧乏根性はとても大切です。
フェンタニルが入荷出来ない期間が続きすぎてイライラしてしまいレミフェンタニルたくさん買って、例にならって当院でも麻酔が変わりました。結果自分の貧乏根性を恨み恥じました。良いと言われているものはさっさと多用しろって話です(笑)
増えた麻酔のパターン① がっつり開腹する時。術後用の弱いフェンタニル用量で作った点滴を術中から流しながら(レミフェンタニルいきなり作用切れるので)、術中レミフェンタニル40μ/kg/hに近づけてCRI、で人だと術後覚醒前にTAPブロックするみたいなんですが、当院では手術前に仰向けで毛刈り消毒途中までした後にTAPブロックしてます。そのあとTAPブロックした領域を再び仕上げ消毒してると皮膚の上から撫でつけてさらにいい感じに筋間に局麻の液体が広がってるように思いこんでます(笑)TAPの手技自体はめちゃ簡単で、最大のポイントは手術台と壁の間にエコーが入るかどうかだと痛感してポータブルなエコーを導入しました。利き手やブロックしたい場所によってエコーを置きたい場所が変わりますが、小さいエコー大好きです。麻酔が好きな獣医が好きな医療機器ナンバーワンが電卓(医療機器か?)でナンバーツーくらいに小さくて可愛いエコーがくるくらい大好きです。

手術台と壁の間って、広大な手術室を誇る二次診療機関以外では意外と狭くあれこれ置けないんです(汗)ここに滑り込めるエコーのサイズ感が最重要

はい、かわいいです。
結構長くなったのでパターン①で終わりにします。 重松
