2024年3月

なんと新年最初の投稿でした(笑)あけましておめでとうございますm(__)m

「俺の〇〇」シリーズしか企画がないので…第4弾「当院の歯科処置:前編」にしましょう…。

まず初めにおことわりの文言として…当院は歯科の専門性はかなり低めです。ホントなんにも出来ません。歯石除去と抜歯しか出来ません。本当に素晴らしい獣医療における歯科っていう分野は他にありますので探してみてください。私がやっているのは歯科じゃなくて救命…?的な感覚です。

◇毎年歯石除去したら犬の寿命が延びる??◇

このような報告(エビデンス?)があるんですけどそうゆうのは重松はあまり好きではありません。歯をキレイにすることはいい事だし、歯石除去はとても大切で重要な処置なので当院でももちろん行います。が、エビデンスを盾にしてやり易い(若くて麻酔で死なんやろって子)子に毎年毎年毎年歯石除去して、歳とって歯槽骨が垂直吸収されてきて感染源である歯を抜かないと生命に関わるような状況まで共に歩んできたのに急にタガを外したように高齢なので様子見ましょうと見放すっていう…十数年かけて作り上げられた壮大なスペクタクルを散見するのですが、それが好きではないという事です。犬の話です。後述しますが猫の歯石除去は(当院ではほぼ)ありません。

獣医や、何代も犬を飼われてきた飼い主様(要するに我々よりセンパイですよ)は、中間的な年齢に達した犬の歯の汚さで、この子の口が将来どうなるかは簡単に予想できると思うのですが、重松がやってるのはただ単に、遅延なく歯を抜いてあげてるだけです。(抗生剤発見前じゃないんやし今の時代に歯周病で死ぬのはかわいそうだから)。子宮蓄膿症見つけたら子宮除ける、胆嚢粘液嚢腫(になりそうな胆嚢)みつけたら除けるのと同じ感覚です。

◇いつ抜くか問題◇

(ここらでしんどくなってきたので猫:前編、犬:後編にすることに)

明白なのは猫。猫は歯周病(口内炎呼び方様々)とわかったら出来るだけ早期に全臼歯抜歯をします。1~2歳とかでも全然やります。昔から経験的に行われてきて成果を上げて来た猫の全臼歯抜歯ですが、猫では歯が無くなっても咀嚼筋の萎縮などネガティブな事が起こらない事が判って来て、「出来るだけ早期に」という部分が根拠に基づいたものとなって来ています。猫の全臼歯抜歯は全然経過観察する必要ありません。飼い主様が治らない事を理解して頂いて、その他費用面など問題なければ抜歯のタイミングです。

とは言いつつもかなり様子を見てしまってから行う猫の抜歯も多いです。その際に重要なのは、容赦なく犬歯(猫でも犬歯)も抜く検討と、歯が無いところも関係なく臼歯(臼歯があった部分)全域の歯茎を剥がして歯槽骨をデブリードする事です。血は出たら止める精神で挑みます。出血しないようにと控えめなデブリードは良い結果を生み出しません。安い止血剤スポンゼルとかで血止まります。

◇猫まとめ◇

猫の全臼歯抜歯いつやるの?今でしょ!別の表現でいうと猫の歯石除去や限局的な抜歯は基本的にほとんどありません(少なくとも当院では)。わかりやすいですね!

◇参考◇

知らない間に第1後臼歯の歯根の所から骨が溶けて片側の下顎骨折してて、もう片側の下顎折れたタイミングでいよいよ口が閉じれなくなってしまったネコさん……

困ります。非常に困ります。

下顎の骨折は整復してしまえば驚くほどすぐに食べる事が可能となります。

他にも歯周病口内炎の弊害?、歯周病口内炎の猫さんってだいたい血検するとグロブリンが高くて…その影響か…若いうちに腎数値あがって手が出せなくなってしょうがないよね~ってなってしまう印象です。やっぱ「出来るだけ早期」が重要そうです。以上「当院の歯科処置:前編」でした。後編は犬…犬はとにかく麻酔が難しい印象なので3ヶ月後は(いつのまにか3ヶ月毎(笑))そうゆう話になりそうです。

年末年始(2023‐2024)

の予定をグーグルカレンダにのせました。社会貢献アピールとかではなく(笑)、自分で提案した(してしまった)皮下点滴通院とか抗がん剤とか、こちらの訳の分からない都合でお断りしたり延期したりしてしまわないような配慮です。

やっぱり「俺の〇〇」でしょうか…第3弾

今回は「当院のTPLO(脛骨高平部水平化骨切り)」にしておきましょうか。

小型犬~大型犬まで犬種問わず、前十字靭帯断裂および部分断裂の治療に絶大な効果を発揮します。僕ら世代以降は、もうバリバスの糸で大型犬のラテラルスーチャーやったことある人は出てこないと思われるほど、それほど、第一選択の治療法です。もう絶対もどれません。

ラテラルスーチャーに比べたら遥かにやり易い提案しやすい手術で、クッキングサージェリーとか言われたりですが…やっぱりそんなにいつもいつもクッキングではありません。postTPA5度とか目指すのがいいのか10度でいいのか結論はよくわかりません。どっちでも、脛骨に大腿骨のっかってきますし、よく歩くという印象です。上の写真も回しきれないのでpostTPA10度です。よこから見るとクッキングですが(簡単そうですが)、

(ちなみにTPAは脛骨高平部角。後に脛骨のてっぺんが傾き過ぎて、大腿骨が後方に滑り落ちる力がかかり続ける事が犬の前十字靭帯断裂の大きな一因だと考えられています。)

縦から見ると。メディアルバドレス(経過が長いと内側の関節包が肥厚して安定化に貢献しようとする変化)が出来てしまってると、プレート浮かせてつけなきゃいけないし、一般的なプレート&スクリューの手術には慣れ親しんでないと出来ないかもしれません。

TPAが大きすぎる子でむりやりTPLOすると、回す時の力がめちゃくちゃ必要なので当院のように獣医ともう一人女性スタッフでやってると、全然回しきれません(汗)回しきっても、術後に腓骨が折れたりします。8年前この病院やり始めの頃の柴犬さんのTPLOで術後腓骨骨折経験しましたが…腓骨折れても普通にくっつくのでまあそれでもいいのかなとも言えますが。だいたいの場合は、TPA大きすぎる子はTPLOの前身のCTWO(脛骨頭側楔状骨切り)を採用します(上の写真)。とにかく脛骨高平部を平にしようという目的はTPLOもCTWOも同じです。でも、よく前十字切る犬種でTPA高すぎる犬種コーギーは脛骨のカタチや膝蓋骨の位置的にCTWOは避けた方が良さそうなのでやっぱりTPLOします。愛すべきTPLO。


さらに…。最近昔より、足が短い2~3キロのトイプードル流行ってません???足がスッと細長いトイプさんとは全く違う骨格。幼少から歩き方が変と、診させて頂いて、一般的なパテラディジィーズではないしなんだろ?って経時的にレントゲン撮っていくと脛骨がドローワーポジションになって行くではないですか!!!コーギーみたいな脛骨!!!一歳前後でTPLOしてみたところ跛行の改善へと導く事が出来ました((´▽`) ホッ。頼れるTPLO。

まだまだ、すごいぞTPLO的な話で、幼少期から無症状性の膝蓋骨内方脱臼(MPL:メディアルパテララグゼーション)を温存経過観察した場合に、中齢くらいで前十字靭帯断裂をよく続発するんですけど、その場合もモディファイドTPLOってのをするんですが、説明にもう2~3時間要しますので「俺のMPL」の時に回しておきます。

腰の問題からのTPLO(神経のアンバランスで前十字切れる)もあるし…説明にさらに数時間要します。話が尽きないTPLOの回でした。

2023年11月

「俺の〇〇」(当院の…)シリーズ第二弾。

TPLOとかMPLとか整形で行くか迷ったのですが…当院のようなしょっぱい町の獣医さんで一番やってるのは腹腔内の手術じゃないでしょうか???

今日は「当院の疼痛管理(犬の上腹部編)」です。

最大の問題点は犬のデルマトームが未完成なところ。なので飯塚先生が昔発表してくれている造影剤とマーカインを傍脊椎腔に投与してCTで液体の広がりと臍下の痛みを評価した報告を元に、当院では(楽にアレンジして)、最後肋骨のあたりから脊椎棘突起を上に触っていって一番へっこんでるところ(だいたいの場合第10胸椎)の両脇で傍脊椎腔ブロックを行っています。

アレンジしたポイントは、1椎間(いや1傍脊椎腔というべきか)の両側しか刺さない点。報告では3椎間両側で計6カ所に刺していたのですが…局麻多すぎないか?と感じたので1椎間にしています。問題はそれでも効いてるのか…

バカの一つ覚えという事で(笑)子宮卵巣切除、脾摘、胆摘、試験開腹など…色々、全部いつも同じ場所を刺して手術してみています。ラパ胆でも同じ場所です。けっこう鎮痛効果(セボフルラン要求量低下、フェンタニル要求量低下)は感じられます。

マーカイン0.2mlとリドカイン0.2mlの混合液を左右に分けて刺してます。神経刺激装置の電極シールは臍の少し下に貼り付けます。けっこう激しく筋収縮してくれるのである程度正確にキメる事が出来るハズだと感じています(失敗もします、下記)。硬膜外ブロックより内臓痛はカバー出来ていません。今やっている傍脊椎腔ブロックでは胆摘の場合、オープンでもラパロでもフェンタニル15μg/kg/hぐらいは必要と感じます。ラパロでもしっかり痛そうです。そして、傍脊椎腔ブロックは左右わけて刺すので面白い事が起こります。ラパ胆の時にまず右の3つのトロッカー使って邪魔な鎌状間膜の頭側を剥がすんですが、その後、最後のトロッカー左に刺した時に痛がって…左側のブロックを失敗している事が発覚したりします(笑)(トロッカーの場所は下写真)重松考察だと、先に右の傍脊椎腔ブロックすると、少し脊柱管にも局麻の液体が入っているのかだいたいの場合、左の神経刺激装置使用時の筋収縮が弱いです…なので左がミスりやすい???肝外側左葉切除で「ト」の字切開予定の時は左から、ぐちゃぐちゃの胆嚢をオープンで取りたい時逆「ト」の字切開予定の時は右から刺すとか、ある程度後から刺した方がミスりやすい事を考慮した方が良いかもしれないと思ってます。思いこみかもしれません(要するに重松が下手なだけ?)。

明らかに下腹の疼痛管理優先した方が良さそうな場合や小さすぎて傍脊椎刺しにくそうな子宮卵巣切除の場合はL7-S間の硬膜外ブロックを採用しています。この薬液量もどのくらいまで入れていいか手探りでしたし、そもそも卵巣の牽引痛に効かせるほど前の方まで薬液が行くのか…解らないでいましたが、いつも我々に「イイコト㊙」を教えてくれる飯塚先生がなんか本でマーカインとリドカイン0.25mlづつ入れていいと書いてたので愛用しています。卵巣牽引痛にばっちり効いてます。先生大好きです。

かわいい大学生カップルの若齢プードルさんの避妊手術の時、両側MPLの時、二回とも見学してくれましたが、なんにも泣かないで覚醒した事に彼らは何も感じていなかったかもしれません。それで良いんです。ちゃんと疼痛管理するのが当たりまえ。もし、二人が小動物臨床に進んだらその時に壁にぶち当たった下さい。施設によって疼痛管理のレベルに雲泥の差がある実態…絶対ちゃんと疼痛管理する獣医になるように陰ながら応援しています。

来月、心臓悪いチワワさんのオープン胆摘(ラパロは気腹の影響で麻酔循環管理少しむずい)も、楽しいお姉さん(お姉さんで異論は無いハズ)が見学してくれます。「わーお腹の中見せてくれるん、オッサン出てくるかな~?」とか言って、診察室の段階から既に笑いとの闘いが始まってます(笑)心臓悪い子には無痛の覚醒がとても重要です。こちらも見てもらってありがたいです。

以上「当院の疼痛管理(犬の上腹部編)」でした。


2023年9月

ついに8月の投稿が飛びました(笑)これから投稿が2ヶ月に一回、3ヶ月に一回そしてゆーくりと投稿が無くなっていくのかどうか、、見ものです(汗)

出来るだけ投稿が続くように願いを込めて、「俺の〇〇」でもはじめましょうか…。「いきなり〇〇」もありますけど、ちょっと…いきなりすぎるので…俺(当院)の方で。

手始めに、当院の橈骨尺骨骨折

日本で問題になっている3kg以下とかの小さい犬の橈骨尺骨骨折の治療…

簡単に見えて、治りにくい、ひとたび癒合不全への道を歩み始めたら、かなり難敵。

説明を段落かえずに⤵

①初期に強固な固定~段階的に固定力を落とす事を可能にするためのグニャグニャプレート2枚固定②骨折線から一番近いスクリューを出来るだけ離してモーメントアームを長くとり骨折端に良好な刺激が加わるようにする③2枚プレート入ってると骨折の治癒状況はわかりにくいけど1ヶ月でサイドプレート抜去④残すほうのプレートは橈骨の「橈」の意味の表す通り撓む長さを有しています。長いプレート配置にはもう一つ意味が⑤プレートの端の部分で再骨折する事が知られているので、遠位端は遠位ギリギリでもう折れる骨無い状態に、近位は尺骨が十分太くなるところまで⑥このグニャプレートでこの長さスクリューレイアウトだと一生入れててもストレスシールディング現象は起こりません

どうでしょうか。

他にも各先生方が工夫して小さい犬の橈尺骨折の治療にあたっています。

例えば、皮膚の表面にピンが何本も出ている創外固定…勤務医の時先輩がやってたけど、個人的に見た目が苦手なのと、管理が面倒。

例えば、ロッキングプレートを微妙に浮かせて使う。良いと思うけど、当院で愛用しているキリカンのグニャグニャプレートとミズホの1.3㎜スクリューの組み合わせ(他社同士の組み合わせ良いのか問題は触れないでください)の何倍かインプラント費用がかかります。高い手術していいんだったらやります。

そんな感じかな…

普通に部屋の中で過ごしてて急に折れるのが小型犬の橈尺骨。

ピンが皮膚から出てる治療怖い方、

即日(または次の日)手術してほしい方、

一泊で帰りたい方、ご連絡下さい。

2023年7月

機能しているウェブサイトと思って頂けるように毎月投稿していたハズですが遅れてしまいました。

実習の学生さんの皆様は一次診療でカジュアルに行うべき診療を間近に感じて頂けてるでしょうか…

例えば、体表腫瘤は飼い主が気が付くので「取って~」って病院にきてくれます。が、見えないパターンで健康診断~脾臓摘出や胆嚢摘出は非常に多いのです。この場合、元気なペットさんに対して処置が必要ですよ~って飼い主に理解して頂ける説明をしなきゃいけない点や、元気なペットに手術を提案してるワケですから、若齢で行う避妊去勢手術同様に、絶対殺せない麻酔となる点が大事ナンダヨーって和気あいあいと話しながら手術手伝ってもらうの為になったでしょうか…。

翌日も実習来たら、両側の仙腸関節にラグスクリュー固定されてるネコさんが入院してたり、近位の橈尺骨折ネコさんの手術済みの子が増えてたり(近位にスクリュー2本しか刺せなくて難しかったんヨ)、魔法みたいですよね。実はお嫁さんと二人で夜サクサクっと手術したんだよーって、一次診療の獣医の根性?みたいなの感じて頂けたでしょうか(笑)膝蓋骨脱臼とか予定でコントロール出来る手術は何件か整形の手術一緒にやれたけど、予定でコントロール出来ない症例でさっさとやりたいけど昼の予定がいっぱいの時は夜やらざるを得ない状況です(悲)あなたのチカラが必要です!獣医さん募集中。

若齢膝蓋骨脱臼の子にラテラルスーチャーで治療する事もあるんだよーって一緒に手術して、軟口蓋切除の手術もあった日、、たまたま岡山理科大でDr.ottoの前十字と短頭種気道症候群のセミナーあって、、、アメリカの外科専門医のセミナーの前では、今治の一次病院の野良の獣医のライブ手術も霞んでしまった事もありました(悲)(笑)

外来で来てからババーッと早い流れで手術して十二指腸~回盲部まで「アコーディオン状」になってるの目撃出来た学生さん。臨床に出てから、あなたの神の目で見れば、エコーでもレントゲンでもアコーディオン見逃さないハズです。なんせ生アコーディオン状の腸を観たのですから。外来中だったので重松と学生一人で強引に手術を終わらせたのも一次診療の病院の現状を知ってもらうのに良かったかもしれません。ほとんどの手術が術者一人、外回り一人の二人で強引に執り行われています。

何かが思い出に残れば幸いです。

一度病院に来た事がある子はいつでも来たい時に来て良いからねー。知らない人がアポなしで来たらおそらく少しびっくりするとは思います。

ネコヤマさんの横にかかってるカレンダーに手術の予定書いてるのでチェックして下さい。

2023年6月

6月中頃~毎年恒例となりつつあります、中学生の職業体験と大学生のインターンシップで、狭い院内ではありますが若い学生さんが集う光景が見られる事となります。様々な事情で来院される飼い主様にとっては関係の無い事もしくはやや迷惑な事かもしれませんが、我々獣医師は教育的な姿勢を取り続ける事がとても重要で、義務とも感じております。なにとぞ温かい気持ちで見守って頂けたらとお願い申し上げます。

それこそ、去年インターンに来てくれた整形のゼミの子の後輩が来てくれるという事で、「よーし」って思って順調に整形の手術の予定を入れていってたのですが…、先ほど確認したら全部(ネコさんのFHO、犬のFHO、脛骨粗面剥離骨折の抜インプラント、MPLグレード4で大腿骨短縮してようやく大腿滑車に膝蓋骨乗っけた子の抜インプラント、VA(バージョンアングル)が低くて大腿滑車が外向きの状態で歩いてるMPLグレード3)その子が来る前の週までの予定になっていました(笑)

それはそれで良しとしましょう。自分でやってる治療なんかを泥試合とかそうゆう風に思っているのですが…、「○○やってます」みたいなパフォーマンスとして派手に感じていただけるものは何もなくて、本当に毎日泥試合を繰り広げているような感じですのでそーゆー部分をみて頂けたらなと思ってます。

たとえば、2週間前にヘミラミネクトミーした胸腰部椎間板ヘルニアグレード5の足長い犬種の子。重松の鬼リハビリでちゃんと起ててないけど腰を浮かして後肢をヒコヒコ泳がしながらうろちょろ動き回れるようになってきてます。同じ時期(前日)に同じ手術したグレード3のダックスさんはとっくに退院して抜糸に来た時に走ってますと報告を受けたのに…。太ったダックスの手術からリハビリは結構やり易いとか、スムースのカリカリダックスは軟化症になる印象があるとか、足長犬種のグレード重いやつのリハビリは難しいとか、泥な部分を頑張ってるつもりなので、そうゆう部分を感じ取ってもらえたら嬉しいですね。

2023年5月

5月です。2日です。

5月が始まってから昼オペ(脛骨骨折)~夜オペ(会陰尿道)~朝オペ(胆嚢摘出)~昼オペ(胸の筋間脂肪腫)で頭がハイになっております。

脂肪腫は簡単な手術になる事が多いですが、今回のは剣状突起くらいのレベルの胸の脂肪腫で、肋骨~内腹斜筋の層と外腹斜筋の層の間に10㎝強の脂肪腫がはまっていて………それはそれは疲れる手術となりました。たかが脂肪腫されど脂肪腫って感じです(疲)

会陰尿道も何回も導尿しすぎて尿道がピンセットで掴むとちぎれるくらいグズグズになってるやつは死闘となります。2回目尿閉になったら会陰尿道するのが世のためです。たかが会陰尿道されど会陰尿道って感じです。

胆嚢摘出も通常簡単ですが…「犬で胆泥が貯まってるのは正常…」とか言って死にかけまで放置したやつは本当に周術期死亡率が上がります。たかが胆嚢摘出されど胆嚢摘出って感じです。

2023年4月

フィラリアとかの薬とりに来ていただく季節です。

近年の経口薬でオールインワン(フィラリアもノミダニも…)の流行りに乗りたくないのですが、時代の流れもあり年々オールインワンタイプの薬の仕入れが多くなってきていました。

いろいろ準備があるのである程度まとめて仕入れるのですが…先月末支払い多すぎて従業員の給料払えない?っていう事態に陥りかけて、なんとかカードローンのチカラで回避しました(笑)

フィラリアは経口薬、ノミダニは背中に着けるタイプこれが安くて良いとホントに思います。オールインワンタイプも高いけど刺激的で良いと思います。

ドキドキさせてくれる薬の話でした。

2023年3月

梅?が咲いてますね。

目がかゆくて、目の周りの皮膚がヒリヒリして痛いですけど、花を愛でる心の余裕は持ちたいと思っています。そうゆう季節だという事です。

卒業の話とか進路の話とかの季節でもあります。

好きな事得意な事をやっていればいい伸ばせばいい…的な風潮に浸かっててそのままヌルリと社会に出たらどうなるんですかね…。

好きな事(仕事)は出来てますか?って聞かれると…少しは出来てると返事は出来ます。本当に毎日でもやりたいのは整形とか神経外科かもしれませんが…そうゆうのは先月は5件だけ…(ラブのTPLO、トイプのベントラルスロット、何故かFHOが3関節)。

やたらと多いのは麻酔がかけれないとかリスク高いとか言われて当院に来てくれる高齢犬の歯科処置(笑)たしかに、慢性炎症で軽度貧血や低アルブミンになってたりする子に歯槽骨削ったり歯割ったり…根性は要る処置ですが…。あれ、自分ってこれ好きやったっけって思う事もあります

そうゆう時は、十代の時に読んだ養老孟司さんの本で「道の穴を埋める」っていう表現を思いだしています。若気の至りで、レールに乗っかるのかっこ悪いとか好きな事してる方がかっこいいとか…思いがちですが、みんなが転ばないように道の穴を埋める材料になっていればいいんです。

季節がら、ついアツくなってしまいましたm(__)m

2023年2月

節分です。

今日は腹腔鏡で肝生検(刺して閉じてちぎるだけで簡単)のついでに、中型犬だったので、腹腔鏡アシストで胃腹壁固定(アシストってのがミソで簡単?)をしました。

(胃固定…避妊手術のついででも去勢手術のついででもわざわざそれだけでも大変お勧めしております。大き目のワンちゃん)

私のラパロのトレーニングボックスはホコリをかぶって放置されています(悲)

ラパロアシストの手術は出来るけど(要するに傷は小さいけど結局引っ張り出して外でやるんかいって手術)、お腹の中で終えるようなゆわゆるラパロサージェリーは避けて通ってます(逃)(卵巣切除とかシーリングデバイスで出来るやつはやるけど…)

今年の節分はトレーニングボックスのホコリが退きますようにと神様にお願いする事を予定しておりますm(__)m